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【書評】見城徹さんの「たった一人の、熱狂」は現代にはないガツンと背中を押される一冊。

 

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久しぶりにこんなに熱い本に出会った、、、

力強い言葉と著者の圧倒的努力、生き方、精神に、本当に飲み込まれる一冊、

うだうだ悩んでいる暇があったらさっさと行動しよう!と背中を押してくれる一冊、

 それが幻冬舎の社長・見城徹さんの「たった一人の熱狂」。

 

この時代にはなかなか出会えない力強い言葉で、岡本太郎や幕末志士を彷彿とさせられました。

本当全世代に読んで欲しい一冊!!!

 

 

見城徹さんの『たった一人の熱狂』の内容

  すべての新しい達成には初めに熱狂が、 それも人知れない孤独な熱狂が必ずある。

「癒着に染まれ」 「野心なんか豚に食われろ」 「一撃必殺のキラーカードをつかめ」 「人たらしになるな。『人さらい』になれ」 「結果が出ない努力に意味はない」 など、出版界の革命児・見城徹による、 仕事に熱狂し圧倒的結果を出すための55の言葉を収録。 文庫完全版!

 

幻冬舎の社長である見城徹さんのSNS「755」を、箕輪厚介さんが編集された一冊。

「755」からの力強い言葉から、見城さんの生き方が、美意識が伝わる本です。

 

最近は、割とノウハウの本とかを読んでも、言葉の力強さや鳥肌の立つような本に出会うことが少なかったのですが、久しぶりに熱くなれた一冊でした。

昔の幕末の志士・吉田松陰の「留魂録」や西郷隆盛、大久保利通などの生き方や岡本太郎の力強さなどを彷彿とさせられました。

 

本書では、見城さんの色々な言葉とそれに伴うストーリーが紹介されているのですが、今回は特に印象に残った言葉をピックアップしました!

 

 

 

自己検証、自己嫌悪、自己否定なき所に成長なし

  「自分は今駄目になっている」と自覚することは1つの才能だ。年齢を重ねるにつれて社会的地位を得れば、人間は誰しも慢心する。

「自分は駄目になってしまった」と自覚し、自己評価を敢えて下げる。

そうすれば、人はそこから成長できる。自己検証、自己嫌悪、自己否定がないところに進歩はない。ー「たった一人の熱狂 」より

 「自己嫌悪」や「自己否定」って、一般的には良いこととされておらず自己肯定感を高めろと言われることも多いですが、見城さんは”成長のために必要なもの”と肯定しています。

自己肯定感を無理に高めなくても良いって言われると,ほっとする…。

 

さらに、その自己嫌悪や自己否定を持たないと、成長はないとおっしゃっています。

 

たしかに、負の感情から力強い エネルギーは得られます。「自分はまたしてもダメになってしまった」と自覚するからこそ、永遠に戦い、成長し続けられます。

自分が前に進みたいなら、「自己嫌悪」「自己否定」はあった方がいい、むしろないと成長できない。

 

無理に自己肯定感を高めようとせずに、その自己嫌悪を認めて原動力に変えるといいな、と思いました。

 

結果が出ない努力に意味はない

 圧倒的努力とは何か。人が寝ている時に寝ないで働く。人が休んでいる時に休まずに動く。どこから手をつけたらいいのか解らない膨大なものに、手をつけてやり切る。「無理だ」「不可能だ」と人があきらめる仕事を敢えて選び、その仕事をねじ伏せる。人があきらめたとしても、自分だけはあきらめない。ー「たった一人の熱狂 」より

 「努力することに意味がある」とはよく言われるけど、仕事や受験に関していえば、結局は数字や結果が大切になってきます。

どんなに努力していても、成績が上げられなければ「成功」とは言えないし、周囲も認めません。

 

そして、その結果を出すためには「圧倒的努力」が必要となってきます。圧倒的努力は苦難を極めます。毎日辛くて、毎日憂鬱なでも、それをやりきった時結果は厳然と現れます。

私もまだ働いてないけど、受験では圧倒的努力が結果を変えてくれていたな、、

 

本書で詳しく載っている見城さんの「圧倒的努力」は、本当にびっくりさせられるもので、もうめちゃめちゃ影響与えられまくりです。ずっと「やばい…!」「なにこの人、、、」って一人で言ってました笑

 

彼のやって来たことを知ると、自分はまだまだできる…!と強く思わせられました。

 

結果が出たらゼロに戻せ

 圧倒的努力で得た結果も、一度ゼロに戻す。ゼロの地平から原石を探さなければ、次なる成長軌道は描けないのだ。ー「たった一人の熱狂 」より

自分が努力して手に入れた結果や社会的地位も、ゼロに戻す。

どうしても人は、何か成功をおさめたり結果を出せば、その地位にしがみついたりしようとしがちです。そこを敢えてゼロに戻し、またゼロから新しく始める。

これはミニマリズムに通じるところがあるよね。

社会的地位にしがみついたり、成功に自信を持っていたらそのうち堕落する、と見城さんは言われています。それにしがみついているうちに、競合他社に追い越されたり、やらないと自分の力も縮小していきます。

そうならないためにも、自分から全部捨てて、また新しく始めることが大切になって来ます。

 

 

 小さなことこそ真心込めろ

  仕事ができない人間には決まって共通点がある。小さなことや、片隅の人を大事にしないことだ。そんな人間に大きな仕事ができるわけがない。雑用をいい加減にやったり、人との約束を簡単に破ったり、名もない人を無下に扱うような人は、大きな結果や成功をつかむことはできない。

見城さんは、小さなことにクヨクヨする人間でありたいそう。

 

仕事って、決して一人でできるものではないので、他者への想像力が必要になってきます。

一人で活動するのならば、小さな約束を守らず、小さな人を大切にしなくても仕事は回って行くかもしれませんが、数多くの人と関わる仕事ならば小さなことを大切にすることが大切。

 

人との約束に遅刻しない、約束は守る、ちょっとした雑用でも丁寧にする、小さな人も大切にする、、、言われてみれば当たり前のことですが、ついついおろそかになってしまうことが多い方もいるのではないでしょうか。

 

でも、こうした小さなことの積み重ねが、大きな信頼につながると思うと、無下にはできないですよね。

 

麻雀で運を鍛える

 運を支配する人間が麻雀を支配する。勝負勘と大局観を持ち、時には退却する勇気を持たなければならない。勝因は多くの場合、次なる敗因へと直結する。「負けるが勝ち」と達観し次なる勝因を導き出すのだ。ー「たった一人の熱狂 」より

「麻雀をやらない人は、人生の楽しみを知らずにいる」

この言葉を読んで、私も麻雀がしたくなりました。笑

 

麻雀は人生ともビジネスともリンクするそう。

偶然と必然があること、運が自分の元へやって来たり逃げたりすること、勝負時が必ずあることなど、人生の万般が麻雀卓の上に凝縮されているそうです。

 

だから、麻雀を楽しみながら自分のビジネススキルや生き方を鍛えていけるそうです。

 

本書ではこういう見城さんの趣味も色々紹介されてるから面白い…!

 

 

「最近冷めてるなー…」と感じたら読んで欲しい一冊

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この本を読んで、すごい「ああ、自分何してんだ、、、」と衝撃を受けました。

と同時に、自分の悩んでいたことも解決してくれた一冊。

 

最近はSNSで人とコミュニケーションを取ることが増えたり、誰でも本を出そうと思えば出せるようになったからこそ、ガン!と殴られるような衝撃を受ける本に巡り会うことが少なくなりました。

力強い言葉って、出そうと思って出せるものじゃないし、、

 

この本は、もう本当に熱い、熱すぎる。ずっと熱を持ったまま読み進められるし、何よりシンプルに「見城さんってかっこいい…!」って生き方に感動します。私の名言リストにもたくさんの言葉が書き込まれました。

 

純粋に、見城さんの生き方に背中を押され、自分もグズグズしていられないと思います。

この本は、本当に全世代に読んで欲しい…!それくらいオススメできる一冊です!! 

 

 

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