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【書評】「さめない街の喫茶店」はほっこり心が癒されるカフェ漫画。

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 「こういう日常の小さな楽しみを大切にしたいな」

 

毎日普通に暮らしていると、ついつい目の前のことに忙しくなって、ゆったりする時間を忘れてしまいがちですか、たまにはのんびり何も考えずに過ごすのも悪くない。

 

この漫画は、そんな日常の出来事を大切にしたストーリーです。

 

特に家から出ることも少ない雨の日に、コーヒー一杯を片手にお気に入りのソファーに座って読みたくなる一冊を紹介します。

 

 

 

『さめない街の喫茶店』の内容

 

この街は、居心地が良すぎる…

ある日突然、眠りから目覚めることができなくなったスズメは、「ルテティア」という“さめない街”に迷い込み、喫茶店「キャトル」で働くことに。

いったいなぜ目覚めなくなってしまったのか、美味しい喫茶メニューと魅力的な夢の住人たちとともにひも解いていく、新感覚のグルメファンタジー。 

 

喫茶店「キャトル」というところで働く主人公のスズメの日常を描いたストーリー。

 

お菓子を作ったり、喫茶店に訪れる人と話したり、パンを調達しに行ったり、、、。

 

ただ、スズメが過ごしている喫茶店は、夢の中の話。だから色々不思議な住人も出てきます。

ちょっと変わったストーリーで、魔女や不思議なものも出てきます!

 

 

 

 

絵柄が可愛すぎる!!!

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まず、この絵柄が可愛すぎるんですよね。

 

表紙の色使いもセンスいい。

 

漫画において「絵」はかなり重要な部分ですが、この少しくだけた感じのゆる〜い描き方がこのストーリーとめちゃくちゃ合っているんですよね。

 

黒いものを真っ黒く塗らずにあえて手描き感をだしたり石畳や壁の表現も素朴でめちゃくちゃ可愛いです〜〜

 

 

 

日常の小さな幸せを大切にした漫画

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 スズメという主人公の働くカフェを中心に繰り広げられる毎日の日常が描かれています。

 

特に大きくストーリーが展開していくわけではないのですが、逆にそれがいい。刺激が強すぎずにのんびり読めます。

 

普段の生活を考えて見て欲しいのですが、

普通に生活しているとどうしても毎日が情報過多になったり目まぐるしく変わるので、瞬間瞬間に集中して行きにくいところがあります。

やるべきことに振り回されたりすることってあるよね、、、

 

この「さめない街の喫茶店」は、逆にその少しレトロな感じで、毎日の一瞬一瞬を大切にしている漫画です。

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朝のコーヒーを淹れる時間、お店の前の落ち葉をはわく時間、喫茶店に訪れた人と楽しく会話する時間、街で開かれる市で食器を吟味する時間、、、。

 

そうした自分の小さな幸せを大切にした漫画なので、読んでいてめちゃくちゃほっこりするんです。

 

 

 

 

お菓子や料理を作るシーンが美味しそうすぎる….

『うわ、美味しそう、、』 

『え、やば、食べたい、、、』

美味しそうな食べ物を作ってる様子やそれを美味しそうに食べてる本を読むと自然とこう思いますが、この本も例外なくその通り。

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カフェを中心にした料理やスイーツのメニューで、ちゃんと最後のページにつくり方も載っているんです!!

読んだら絶対つくりたくなる!!

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このほんわかした絵柄でこんな美味しそうな描写をされると食べたくなっちゃいますよね、、、!!

 

美味しそうなものを見て幸せな気分になります◎

 

 

少し儚さや脆さを彷彿させるシーン

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このカフェで繰り広げられるストーリー、ほっこりしてて可愛いんですが、同時にとても儚さを感じます。

 

スズメが住んでいる喫茶店「ルティア」での暮らしは夢の中での生活。

 

つまり、スズメは夢から目覚めていないということ。

 

でも、同時に夢からどうすれば目覚められるかもわからなくて、途中スズメが現実の世界とかを回想するシーンとかもあるのですが、それをみて少し切なくなります。

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喫茶店での楽しい日常と、それがいつまで続くかわからない危うさ。

 

危うさが少し含まれているからこそ、魅力的でもあるんですよね。

 

 

 

『さめない街の喫茶店』はほっこり心が癒される漫画

 絵柄に癒され、

美味しい食べ物に魅了され、

小さな日常の幸せを大切にしたストーリーにほっこりする、

 コーヒー片手に読みたくなる漫画。

 

 ほっと一息つきたくなったら、ぜひこの漫画を片手にゆっくりしてみてください!!

 

 

 

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